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特性表 耐クリープ性ランキング

耐クリープ性ランキング

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耐クリープ性とは

耐クリープ性は、材料が長時間の応力下で徐々に変形する現象(クリープ)に抵抗する能力を指します。高温で使用される部品や構造物で特に重要です。優れた耐クリープ性を持つ材料は、長期間の使用でも形状や寸法の変化が少なく、信頼性が高いとされます。航空機エンジン部品や発電所の高温機器などの設計に不可欠な特性です。

耐クリープ性ランキング表

順位 材質名 耐クリープ性評価 特徴
1 炭化ケイ素:SiC 高温環境で優れた耐クリープ性を持つ。最高使用温度は1500°C前後。 耐熱性、耐摩耗性に優れ、高硬度のセラミック。半導体プロセスの部材や耐摩耗部品に使用される。
2 タングステン:W 1600℃超でも一定の強度を保つ。融点は約3400°C。 高密度、高融点の金属で、耐熱性が非常に高い。電球のフィラメントやX線管の陰極に利用。
3 モリブデン:Mo 1000℃付近でも、170MPaの高い破断強度を誇る。 高強度、高融点の金属。電子機器、航空宇宙、熱交換器に用いられる。
4 窒化ケイ素:SiN 高温での耐クリープ性が良好で、最高使用温度は1200°C。 高硬度、耐熱性、耐衝撃性に優れるセラミック。エンジン部品や耐摩耗部品に利用される。
5 アルミナ:Al2O3 高純度なら1000℃前後でも強度がほぼ落ちない。 高硬度、高耐熱性のセラミック。絶縁体や耐摩耗部品、人工骨にも使用される。
6 ニオブ:Nb 高温環境での耐クリープ性が良好。約2400℃の高融点金属。 優れた超伝導特性を持ち、耐腐食性が高い。粒子加速器やMRIの磁石に使用される。
7 インコネル600:Ni-Cr-Fe 耐クリープ性と耐酸化性が高い。最高使用温度は1050°C。 高温強度と耐酸化性が高いニッケル合金。炉のライニングや航空機エンジンの素材に適している。
8 純ニッケル:Ni 高温強度と耐クリープ性に優れる。最高使用温度は600°C。 優れた耐腐食性と加工性を持つ。食品加工、化学工業、電池の製造に利用。
9 鉄:Fe 高温での耐クリープ性は中程度。最高使用温度は550°C前後。 地球上に多く存在する金属で、磁性を持つ。建築材料や自動車の部品など非常に幅広く使われている。
10 銅:Cu 熱伝導性は良好だが、耐クリープ性は高くない。最高使用温度は400°C。 優れた電気伝導性と熱伝導性を持つ。電線や配管などに活用されている。
11 アルミニウム:Al 軽量で加工性が良いが、高温での耐クリープ性は高くない。最高使用温度は400°C。 軽量で錆びにくい金属。航空機の構造材料や飲料缶などに利用される。
特性表 耐クリープ性ランキング
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