タングステンはレアメタルの一つであり、体心立体格子結晶を持っています。また全ての金属の中で最も融点が高く、その温度は3,410℃と言われています。その上、熱膨張率が小さいことから、高温耐変形性に優れており、更には金属として比較的大きな電気抵抗を持っているため、2,000℃を超える炉のヒーター材料としても有効です。 更には、高速の電子線が照射されるとX線を発生させる特性も持っています。欠点は、その硬さから加工作業性が悪いとされておりますが、この卓越した特性を持ったタングステンに対し、アローズではあらゆる合金技術や加工方法でお客様のニーズに応えています。